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業界の動き2026.11.05

上場企業Enjinの子会社がファクタリングを開始。法人向けビジペイと個人向けソロペイ、手数料は2%から

要点

東証グロース上場のEnjinは10月26日、子会社のEnjin Payment Serviceが10月1日にファクタリングを始めたと発表しました。法人向けのビジペイは50万〜1億円、個人向けのソロペイは1万〜300万円で、手数料はどちらも2%からです。上限の率は書かれていません。

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図ファクタリング図鑑編集部(執筆)・公開 2026.11.05

上場企業Enjinの子会社がファクタリングを開始。法人向けビジペイと個人向けソロペイ、手数料は2%から
01

何が始まったか

PR・マーケティング支援の株式会社Enjin(東京都中央区、東証グロース・証券コード7370)は2026年10月26日、66%を出資する子会社の株式会社Enjin Payment Service(東京都中央区銀座、代表取締役 杉本誠司)が、2026年10月1日に営業を始めたと発表しました。事業はファクタリング(売掛債権の買取)です。

同じ日から、法人向けの「BiziPay(ビジペイ)」と、個人事業主・フリーランス向けの「Solo Pay(ソロペイ)」の受付を始めています。受付はオンラインと電話です。発表では、どちらも売掛先への通知や承諾が原則いらない2社間ファクタリングで、売掛先が倒産などで払えなくなっても利用者に買戻しを求めない「償還請求権なし(ノンリコース)」の契約だとしています。

Enjinは、この事業が2027年5月期の連結業績に与える影響を、売上高3,400万円、営業損失1,800万円と見込んでいます。初年度の目標は申込み1,200件、リピート率70%です。今後は自社開発のAIを審査に段階的に取り入れるとしています。

Enjinはこれまで、全国の中小企業や医療機関のPR・ブランディングを支援してきた会社です。発表では、その顧客の中で、売掛金が入るまでの時間差が資金繰りを圧迫している実態を見てきたことを、始めた理由に挙げています。初年度は、PR事業の既存の顧客への提案を中心にするとしています。

ファクタリングは、まだ入金されていない請求書(売掛金)を手数料を引いて売り、期日の前に現金にする方法です。借入ではないので、貸金業の登録は要りません。そのため、上場企業のグループであっても、条件は会社ごとに一つずつ確かめる必要があります。

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2つのサービスの条件

サービスサイトに書かれている条件は次のとおりです(2026年11月5日に確認)。

項目 ビジペイ ソロペイ
対象 法人・個人事業主(国内で事業を営み、法人または個人事業主への売掛債権を持つ人) 個人事業主・フリーランス・一人親方
買取額 50万円〜1億円 1万円〜300万円
手数料 2%〜(査定時に明示) 2%〜(申込内容と審査で確定)
入金 審査から最短即日 審査完了後、最短即日
主な書類 請求書、通帳データ、代表者の本人確認書類、登記事項証明書または確定申告書など 請求書(写真で可)、本人確認書類、通帳またはネットバンキングの画面
受付 平日9時〜18時(Webは24時間) Webは24時間

ソロペイは、インボイスの登録番号(適格請求書発行事業者の番号)が書かれた請求書だけを買い取るとしています。登録していない個人事業主は使えません。売掛先は原則として法人か事業者で、一般の消費者あての請求書は対象外です。

会社のサイトには、病院・クリニック・調剤薬局・介護事業所の報酬債権を対象にする医療機関向けの3つ目のプランも載っていますが、「準備中」です。

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申し込む前に確かめたいこと

  • 手数料の上限が書かれていない。どちらも「2%〜」で、上限の率はありません。見積りで率と手取りの額を出してもらい、入金を何日早めるかで割って実質年率に直してください。
  • 償還請求権なしは契約書で確かめる。ノンリコースは発表に書かれていますが、ビジペイのサービスページには書かれていません。契約書の買戻し・保証の条項を読んでください。
  • 2社間なので、入金は自分が受けて渡す。売掛先からの入金を受け取ったら、その分を業者へ送ります。使い込むと契約違反になります。
  • 「利用者の声」は掲載イメージ。ソロペイのページの利用者の声には「掲載イメージです。実際の事例に差し替えます」と書かれています。実際の利用者の声ではありません。
  • 会社名をかたる勧誘に注意。会社概要のページには、融資(貸付)は扱っていないこと、会社名をかたって融資や保証金の振込を求めるSMS・電話・メールに注意すること、契約前に手数料や保証金を振り込ませることはないことが書かれています。
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事業者がすること

  1. 売りたい請求書の額が、ビジペイ(50万円から)とソロペイ(300万円まで)のどちらに入るかを確かめる。
  2. 個人事業主は、請求書にインボイスの登録番号が書かれているかを確かめる。
  3. 見積りで手数料の率・手取り額・ほかの費用の有無を聞き、ほかの2〜3社と同じ条件で比べる。
  4. 契約書で、償還請求(買戻し)の有無と、売掛先から入金されたあとの送金の期限を確かめる。
  5. 先にお金を振り込むよう求められたら、契約しない。
出典(4件)行政・団体・公式サイトの資料。2026.11.05に確認
  1. 株式会社Enjin「子会社『株式会社Enjin Payment Service』の営業開始に関するお知らせ」(2026年10月26日、PR TIMES)prtimes.jp
  2. Enjin Payment Service「ビジペイ(BiziPay)」サービスページenjin-paymentservice.co.jp
  3. Enjin Payment Service「Solo Pay(ソロペイ)」サービスページenjin-paymentservice.co.jp
  4. Enjin Payment Service「会社概要」enjin-paymentservice.co.jp

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