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行政・法律2026.11.05

台風第25号の被災事業者へ。千葉・東京・神奈川で保証4号と災害貸付、千葉県は低利の制度融資も

要点

経済産業省は、台風第25号で災害救助法が適用された千葉県49市町村・東京都大島町・神奈川県三浦市と横須賀市の事業者に、災害復旧貸付やセーフティネット保証4号などの支援を行います。千葉県は県の制度融資も用意しました。

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  • 6件一次資料の出典

図ファクタリング図鑑編集部(執筆)・公開 2026.11.05

台風第25号の被災事業者へ。千葉・東京・神奈川で保証4号と災害貸付、千葉県は低利の制度融資も
01

何が決まったか

経済産業省は2026年9月24日、令和8年台風第25号で千葉県の49市町村と東京都大島町に災害救助法が適用されたことを受け、被災した中小企業・小規模事業者への支援措置を発表しました。10月1日の第2報で、神奈川県三浦市と横須賀市を対象に加えています。

  • 特別相談窓口:3都県の日本政策金融公庫、商工組合中央金庫、信用保証協会、商工会議所、商工会連合会、よろず支援拠点、中小企業基盤整備機構関東本部、関東経済産業局などに置く。
  • 災害復旧貸付等:公庫と商工中金が、被害を受けた事業者に運転資金・設備資金を融資する。
  • セーフティネット保証4号:適用地域で売上高などが減った事業者を対象に、信用保証協会が一般保証とは別枠で融資額の100%を保証する。官報での地域指定の告示を前に、信用保証協会で事前相談を始めた。
  • 既往債務の条件変更:公庫・商工中金・信用保証協会に、返済猶予などの条件変更、貸出手続の迅速化、担保の弾力化を要請。
  • 小規模企業共済の災害時貸付:被害を受けた契約者に、中小企業基盤整備機構が原則として即日、低利で貸し付ける。

千葉県の25市町(千葉市、市川市、船橋市など)は、8月13日からの大雨ですでに災害救助法が適用され、9月15日に保証4号の地域指定が告示されています。

02

千葉県の制度融資

千葉県は9月28日、県の制度融資「セーフティネット資金」の対象に、台風第25号で被害を受けた中小企業者を加えました。11月2日更新の県の案内では、次の2つの枠があり、合わせて使うこともできます。

項目 一般枠 市町村認定枠
対象 台風第25号で被害を受けた中小企業者(被災の事実を証明する書類が必要) 被害の後1か月の売上が前年同月比2割以上減り、その後2か月も同様の見込みであることなどについて、市町村長の認定を受けた中小企業者
限度額 8,000万円以内 8,000万円以内
利率 1.8%〜2.4% 1.5%〜2.1%
保証料率 0.4%〜1.85% 0.75%
利用できる期間 2026年9月29日〜2027年3月31日 2026年10月26日〜2027年2月1日

返済期間は、設備資金が10年以内、運転資金が7年以内です。市町村認定枠は、今回新たに災害救助法が適用された15市8町1村と、8月の大雨ですでに適用を受けた市町の事業者が使えます。申込みは、県内の銀行・信用金庫・信用組合・商工中金などの取扱金融機関です。

03

銀行・でんさいの扱い

関東財務局と日本銀行は9月24日(千葉県・東京都)と10月1日(神奈川県)、金融機関や電子債権記録機関などに金融上の措置を要請しました。事業者に関係する主な点は次のとおりです。

  • 災害のため支払いができない手形・小切手は、不渡報告への掲載と取引停止処分に配慮する。電子記録債権(でんさいなど)の取引停止処分や利用契約の解除も、同じように配慮する。
  • 災害で支払期日を過ぎた手形は、関係する金融機関と話し合ったうえで取立てができるようにする。
  • 融資の書類を最小限にする、融資を早める、既存の融資の返済猶予など貸付条件を変更する。
  • 罹災証明書が必要な手続でも、写真などほかの方法で被災状況を確かめる、罹災証明書の後日提出を認める。
  • 「自然災害による被災者の債務整理に関するガイドライン」の利用の相談に応じる。
  • 生命保険・損害保険の保険料の払込みは、猶予期間の延長などで対応し、保険金はできる限り早く支払う。

自然災害債務整理ガイドラインは、災害救助法が適用された災害の影響で、住宅ローンや事業性ローンなどを返せなくなった個人(個人事業主を含む)が、破産などの法的手続によらず、借入先との合意で債務を整理するための決まりです。法人は対象外のため、法人は公庫・商工中金・信用保証協会への条件変更の申出が中心になります。

04

事業者がすること

  1. 事業所のある市町村が災害救助法の適用地域か確かめ、被害の写真や修理の見積りを残す。
  2. 罹災証明書や被災証明書を市町村に申請する。証明書が届く前でも、金融機関には先に相談できます。
  3. 売上が2割以上減っているなら、市町村で保証4号(千葉県では市町村認定枠)の認定を受け、取引銀行や信用保証協会に相談する。
  4. 既存の借入れの返済が苦しいときは、新しく借りる前に、返済猶予などの条件変更を借入先に申し出る。
  5. 期日に払えない手形・でんさいがあるときは、期日の前に取引銀行に相談する。
  6. 入金待ちの売掛金を急いで現金にしたいときは、ファクタリングの手数料を年率に直し、災害貸付や制度融資の金利と比べてから決める。
出典(6件)行政・団体・公式サイトの資料。2026.11.05に確認
  1. 経済産業省「令和8年台風第25号に伴う災害に関して被災中小企業・小規模事業者支援措置を行います【第2報】」(2026年10月1日)www.meti.go.jp
  2. 経済産業省「令和8年台風第25号に伴う災害に関して被災中小企業・小規模事業者支援措置を行います」(2026年9月24日)www.meti.go.jp
  3. 千葉県「令和8年台風第25号の被害に対するセーフティネット資金(市町村認定枠)の取扱開始について」(2026年11月2日更新)www.pref.chiba.lg.jp
  4. 千葉県「令和8年台風第25号に伴う中小企業者への資金繰り支援について」(2026年9月28日)www.pref.chiba.lg.jp
  5. 関東財務局・日本銀行「令和8年台風第25号に伴う災害等に対する金融上の措置について(千葉県及び東京都)」(2026年9月24日)lfb.mof.go.jp
  6. 金融庁「令和8年台風第25号に伴う災害等に対する金融上の措置について」(2026年10月1日更新)www.fsa.go.jp

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